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フードサポート神戸への批判に寄せて——「評論家」の視点から「実務家」の視点へ

2026/5/28

最近、神戸市が実施している「フードサポート神戸」について、SNS等で様々な意見が交わされています。「ばら撒きではないか」「根本的な解決になっていない」といった厳しい声も散見されます。

確かに、運営面での課題があったことは事実でしょう。しかし、本施策を単なる「ばら撒き」と切り捨ててしまうのは、あまりに表面的な批判であると言わざるを得ません。現在、一歩引いた立場にいるからこそ見える、冷静な「大人の議論」が必要だと感じています。

■ 1. 「ばら撒き」ではなく「アウトリーチ(接点作り)」
本施策の真の価値は、食料をお渡しすることと同時に開催されている「困りごと相談コーナー(生活・就労相談など)」にあります。
本当に困窮し、社会的に孤立している方は、自ら区役所の窓口へは足を運びづらいのが現実です。「食料」を一つのきっかけとして足を運んでいただき、そこで専門家や支援の網の目と繋がっていただく。これは単なる消費ではなく、将来的な生活の重度化を防ぐための重要な「真にお困りの方への対応の為の投資(アウトリーチ)」です。

■ 2. 「短期の止血」と「中長期の根本治療」 「根本的な解決になっていない」という指摘もありますが、政治には経済成長による「中長期の根本治療」と、物価高で今まさに苦しんでいる方を助ける「短期の止血」の両方が必要です。 根本治療の特効薬ができるまで、目の前の痛みを放置するわけにはいきません。批判を恐れず、まずは緊急支援に踏み切った久元市政の決断は、必要な措置であったと評価しています。

■ 3. 批判を越えて、どうアップデートするか(代案の提示) もちろん、先着順による行列など、現場のオペレーションに課題があったことは否めません。しかし、外から「ここがダメだ」とアラを探すのは評論家の仕事です。私たち実務家が問われているのは、「では、限られた予算でどう改善するか」という代案です。

例えば、次回の実施に向けては以下のようなアップデートが考えられます。

支援網の継続化: 一過性のイベントで終わらせず、地域のこども食堂やNPOと連携し、継続的に支援が届くネットワークを構築する。
食支援推進プラットフォームの拡充、MOWLSとの連携など。

※最新の報告では、これまでの実施結果により市民の方々からの寄せられたご意見を元に、直近の垂水での開催は食数を増やして来場者全員にお配りできたという事です。

■ 最後に 政治の目的は、不満を煽ることではなく、社会を前に進めることです。 誰かの挑戦や、実行された施策の「至らない点」を叩く減点法の政治から、まずは動いたことを評価し、次により良いものへとブラッシュアップしていく加点法の政治へ。 私自身も、常に「代案と改善」を示す実務家でありたいと強く決意を新たにしています。

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坊 やすなが

坊 やすなが

選挙 第51回衆議院議員選挙 2026年 (2026/02/08)
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