2026/7/19
【北海道視察2日目③ 帯広市役所・川西IC周辺開発を視察】
北海道視察2日目の午後は、帯広市役所を訪問し、帯広市の農業と「川西インターチェンジ周辺土地利用構想」について説明を受けました。
帯広市は、十勝農業の中心都市。 畑作・酪農・畜産という日本有数の食料基地でありながら、今、大きな課題に直面しています。
それは、 「作るだけでは地域に利益が残らない」 ということです。
これまで収穫した農産物は、そのまま本州へ運ばれることが多く、物流コストの上昇や2024年問題、ドライバー不足、JR貨物を取り巻く環境変化などを考えると、このままでは将来の農業を維持できないという危機感があります。
そこで帯広市では、川西IC周辺約40haを活用し、
・加工 ・冷凍・冷蔵 ・物流 ・研究開発(R&D) ・再生可能エネルギー
を集積させる「食の産業団地」づくりを進めています。
印象的だったのは、単なる工業団地ではなく、
「農業の付加価値を地域に残すための産業集積」
という考え方でした。
農家は生産だけで終わるのではなく、 加工・物流・輸出まで地域の中で行うことで所得向上につなげる。
さらにGX産業団地として再生可能エネルギーも取り込み、物流や食品加工まで一体化しようという構想です。
また、この事業は行政主体ではなく、地元地権者による事業組合を核とした民間主導で進められており、行政は制度設計や規制調整を担うという役割分担も大変参考になりました。
今回の視察を通じて改めて感じたのは、
「産業は点ではなく、クラスターとして育てる」
という視点の重要性です。
これは現在、千葉県が進めている「地域産業成長プラン」とも重なります。
成田空港周辺では航空宇宙産業クラスター、そして東総地域では半導体材料を核とした産業集積が位置付けられています。
企業を一社誘致して終わりではなく、関連企業、人材、研究機関、物流を含めた「産業の生態系」をどう育てるか。
帯広で学んだ考え方は、旭市を含む成田東側地域の将来を考える上でも、大きなヒントになりました。
これからも全国の先進事例を学びながら、地域の未来につながる政策づくりに取り組んでまいります。




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