2026/6/29
本日、第513回(令和8年6月)高知市議会定例会が閉会しました。
今定例会では、市長提出議案について審査を行い、委員会審査を経て可決・同意されました。
また、「消防広域化調査特別委員会設置に関する決議」が可決され、私も特別委員会の委員に選任されました。
現在、高知県では消防広域化に向けた協議が進められていますが、県が公表している実務者協議会資料では、「法定協議会の設置」と「広域連合の設置」について、次期統一地方選挙の前後をまたぐ日程で議決を求めるスケジュールが示されています。
消防広域化は、市町村行政の根幹に関わる重要な政策判断です。議会の構成や民意が大きく変わる選挙期をまたいで意思決定を進めようとする現在のスケジュールについては、あまりにも拙速であり、市町村議会における十分な議論を軽視していると言わざるを得ません。
一方で、消防広域化そのものを否定するものではなく、人口減少や消防職員の確保、広域的な災害対応などを踏まえれば、将来を見据えた消防体制のあり方を議論することは避けて通れない課題であると考えます。
しかし、高知市は県都として県内消防の中核的な役割を担っており、消防力の維持、指揮命令体制、財政負担、職員の処遇や士気への影響、市民サービスへの影響など、多くの論点について十分な検証を行い、市民の安全・安心が将来にわたって確保される制度設計となるのかを慎重に見極めなければなりません。
そのため、高知市議会として消防広域化調査特別委員会を設置し、高知市独自の視点から調査・研究を進めることには大きな意義があると考えています。
私も委員の一人として、消防職員をはじめ現場の声も丁寧に伺いながら、客観的な資料と事実に基づき、本市にとって最適な消防体制のあり方について責任ある議論を尽くしてまいります。
また、今定例会では議員提出による意見書8件について採決が行われました。私は、提出された意見書については全て反対しました。
私が意見書を判断する際は、内容への賛否のみで結論を出すことはありません。
地方自治法第99条の趣旨に照らし、高知市議会として意見書を提出することが適切な案件であるか、高知市の公益に関する事項であるか、高知市民との関連性があるか、地方議会の権限の範囲を逸脱していないか、財源や制度設計との整合性があるか、そして十分な議論が尽くされているかといった点を総合的に勘案し、一件一件判断しています。
その結果、今回は高知市議会として意見書を提出する妥当性及び必要性の観点から慎重に判断し、いずれの意見書についても賛成には至りませんでした。
今後も、賛成ありき、反対ありきではなく、市民の皆様への説明責任を果たしながら、高知市民にとって何が最善かという視点を貫き、一つひとつの議案及び意見書に対し責任ある判断を積み重ねてまいります。
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