2026/7/14
週刊yasushi第1049号
「消防設備はなんのためにあるか」
先日、消防設備の分野でご活躍をいただいた佐賀県消防設備協会理事の大石安兼さんがこのたび黄綬褒章をご受章された。大石さんは鹿島市で有限会社鹿島防災具店を経営しておられ、鹿島市内でお祝いの会が開催された。会場には消防設備に関わる方々をはじめ、経済界の皆様が多数お越しになっていた。そこで、こういう趣旨のご挨拶を申し上げた。
消防設備には様々なルールがあって、建物の所有者の方からすると、時に煩わしく感じられるかもしれない。しかしながらそのルールができた背景には、必ず何か大きな事故や火災がある。例えば、千日デパートの火災。新宿歌舞伎町のビル火災。こうした尊い命が犠牲になった大きな火災を受けて、二度と同じことを起こさないために新しいルールが作られ、そしてそれを守り続けてもらうための工夫、定期点検等が行われている。これが消防設備をめぐる世界である。
ただ、これを現場で徹底するのは簡単なことではない。大石さんは佐賀県の消防設備業界の草分けとして、こうした新しいルールの普及に力を尽くしてこられた。ルールだからというだけでなく、大石さんが言うならということで、佐賀県における消防設備の普及に大きな力を発揮していただいたと私は考えている。
安全に終わりはない。大石さんのご受章に接し、改めてそう感じた。これからも安心して建物を、住宅を、使えるように、住まえるようにするため、さらに安全性を向上させていかなければならない。
私は自治省に入ったとき、最初の配属が消防庁だった。今も衆議院の総務委員長として消防に関わる仕事をしている。これからも皆様の声をしっかり形にしていかなければならない。
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