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【草川たくや 亀山市】『半導体の世界の亀山』へーー私が求める『ポスト液晶』の次の柱

2026/6/16

こんにちは、亀山市議会議員の草川たくやです。

「世界の亀山」——液晶のまちとして、亀山の名は世界に刻まれました。そのシンボルだったシャープ亀山工場が、いま大きな局面を迎えています。報道によれば、第2工場はスマホ向け中小型液晶の生産を2026年12月で終えるとされ、鴻海への売却も成立しなかったと報じられています。一方で第1工場は、2026年度から欧米の自動車メーカー向け車載パネルの量産を立ち上げ、生産を集約・強化する方針です。

つまり、シャープは亀山から去るのではありません。第1工場で事業を再構築している——投資している側です。だからこそ私は6月15日の本会議で、市長にこう切り出しました。「シャープが第2工場をどうするかは企業の経営判断。私はそこに口を挟むつもりはありません。私が問いたいのは、亀山市の産業政策です」と。都市計画・企業誘致・工業用水・電力インフラ・雇用——これらはすべて、市の政策だからです。

📌 半導体は、いま国内に戻ってくる

なぜ今この問いなのか。生成AIの爆発的な広がりで、半導体やデータセンターを国内に取り戻す大きな流れが起きているからです。国は2024年の経済対策で、半導体・AIに10兆円規模の大規模な公的支援を打ち出しました。北海道のラピダス、熊本のTSMC——いずれも兆円単位の投資が動いています。

三重県も前のめりです。2023年(令和5年)に「みえ半導体ネットワーク」を立ち上げ、県を挙げて誘致と人材育成に動き出しました。報道によれば、シャープの堺工場の跡地に、液晶生産の終了後に大手通信2社(KDDI・ソフトバンク)によってデータセンターへ転用され、2026年1月にKDDIが稼働を始めたと報じられています。

動き出した時には、もう手遅れ——AI半導体の立地は、たちまち次の町に決まりかねません。早く動くこと自体が、価値なのです。

📌 亀山には、他にない「産業基盤」がある

では、亀山の強みは何かゼロから造れば何年もかかる大容量の電力と工業用水、そして液晶で培った集積技術——これらが、すでにこの地に集まっています。これは他の町にはない、またとない財産です。

亀山市は、この春策定した第三次総合計画の重点プロジェクトに、「次世代産業=AI半導体産業の集積促進」を明確に位置づけました。市長は議場で、こう答弁しました。

かつて「世界の亀山液晶」の一大拠点だったシャープ亀山工場の高度な既存インフラが、国家戦略の一環として「次世代半導体の技術開発拠点」「半導体後工程のグローバル実証ライン」として再生が始まっている。

三重県全体でも、四日市のキオクシアを核に、桑名のUSJC、そして亀山の半導体後工程の最先端技術が加わり、国内最強クラスの半導体サプライチェーンを目指す——亀山の産業政策は、この潮流のど真ん中にある。

📌 私が求めたのは「ポスト液晶」の次の柱

私が市長に求めたのは、「ポスト液晶」——液晶に続く、次の産業の柱を、市が自ら描いて打ち出してほしい。その一点です。具体的には、4つの視点で問いました。

第一に、「世界の亀山モデル」シャープとともに亀山に集まった電力・工業用水という産業基盤を、半導体・データセンター・AIサーバーといった次世代産業へ広げること。

第二に、第2工場の大容量インフラを、国・県・シャープと連携して活かす道を探ること。

第三に、一等地のコストコ予定地を含め、こうした取り組みを次世代産業という大きな絵の中に位置づけること。

そして第四に、産業団地の調査と並行して、いま亀山にある資産を市が主体的に動かすこと——競争に乗り遅れないために。

液晶で「世界の亀山」を作った亀山だからこそ、その次の柱を。企業の動きを待つだけでなく、市も主体的に動く。それが問われています。

📌 市長が語った「現在進行形」

そして、議場で最も印象に残った言葉があります。市長はこう答弁しました。

「液晶の世界の亀山から、半導体の世界の亀山へ。まさに現在進行形」

第2工場については、今後の事業展開はシャープの企業判断ゆえこの場では控えるが、新たな成長分野での躍動を期待し、県と連携して可能な限りの支援を行う考えに変わりはない、と。

産業用地については、昨年10月に官民連携協定を締結した太岡寺地区ほか、新たな産業団地の確保に向けた準備を継続協議していると。そして企業誘致は極めてデリケートで、慎重かつ大胆に進めることが亀山の蓄積したノウハウからも大事だ、と。

市長はさらに、10年後の都市成長と「世界の亀山」の復活を見据え、緑に包まれた力強い産業と快適な暮らしが調和する「緑の健都」として成長・成熟すると確信していると語りました。

私は最後に、こう申し上げて質問を終えました。

「世界の亀山」を作ったのは、市の攻めた誘致活動です。いま問われているのは、ポスト液晶——その次の産業の柱です。市民が次の10年を信じられる、産業の柱の成熟を期待します。

市が主体的に動く。その意思を、市長の言葉として聞くことができました。亀山の次の10年が確かな産業の柱の上に立つよう、私も積極的にフォローしてまいります。


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肩書 亀山市議会議員、元衆議院議員小池ゆりこ秘書
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