2026/7/31
「令和8年熊本地震」に際して
7月28日午後4時27分ごろに発生した「令和8年熊本地震」により、亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、負傷された方々、住まいを失われるなど被災されたすべての皆様に、心からお見舞いを申し上げます。
また、昼夜を分かたず、救命・救助活動、避難所の運営、ライフラインの復旧にあたっておられる皆様に、深く敬意と感謝を申し上げます。
熊本は、平成28年(2016年)熊本地震から10年、着実に復興の歩みを進めてきた地域です。
私自身、2024年に調布市議会建設委員会の行政視察で熊本市を訪れ、同地震における「災害廃棄物処理」の取組と教訓について調査・研究をさせていただきました。
視察では、発災直後に大量発生した「片付けごみ」と焼却施設の稼働停止が重なり、仮置場が深刻な過剰保管に陥った実態、そして長期にわたる「解体廃棄物」の処理という、二つのフェーズそれぞれの過酷な現実を学びました。
初期段階の広報が追いつかず道路上に災害廃棄物があふれてしまったという痛切な反省点、また、人命救助を主眼とする一般的な災害時応援協定だけでは廃棄物処理の実務が回らなかったという実態も伺いました。
一方で、平時の防災計画における仮置場の事前選定や、災害廃棄物処理に特化した自治体間の相互支援協定(要請を待たない職員派遣など)が、いかに初動の鍵を握るかといった、現場の生々しい教訓を数多くお聞かせいただきました。
困難を乗り越えてこられた現地の皆様の姿が脳裏に焼き付いているだけに、再びの甚大な被害に胸が締め付けられる思いです。
連日の酷暑の中、避難所での生活を余儀なくされている皆様の健康、また仮設トイレをはじめとする衛生環境が大変案じられます。
避難所の環境確保と、今後の生活再建に向けた不安の解消に、国・県・市町村を挙げて取り組むことが急務です。
調布市に暮らす私たちも、この事態を決して対岸の火事としてはなりません。
地域社会の原点ともいえる「助け合い・支え合い」の精神のもと、被災地に寄り添った支援を息長く展開していく必要があります。
同時に、熊本での視察で学んだ教訓、すなわち平時からの広域処理体制の構築、民間事業者との実践的な緊急協力体制の整備、そして発災時の迅速な市民への情報発信を、調布市の防災・減災対策に速やかに反映させ、強靱なまちづくりを進める決意を新たにしております。
被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げますとともに、調布市議会議員の一人として、今できる最大限の取組を進めてまいります。
令和8年7月31日
調布市議会議員 山根 洋平
(写真)
1枚目: 2024年10月の熊本市への行政視察の様子(熊本市議会、写真中央が筆者)
2枚目: 視察で伺った熊本市役所から見える熊本城の様子(2024年10月当時)

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