2026/7/4
《文京区、中学生サミットで考えた「校則のあり方」》
文京区青少年委員会主催の中学生サミットでは、生徒会の皆さんに「校則のあり方について」というテーマが投げかけられました。
区立中学校10校の発表を聞いて印象的だったのは、「校則は必要ない」という意見ではなく、「安全」「学習環境」「集団生活」のために一定のルールは必要だと考える生徒が多かったことです。
一方で、「なぜ制服なのか」「なぜジャージ登校ではいけないのか」「目的がよく分からない校則もある」といった声も紹介されました。
また、ある発表では、約9割の生徒が校則に疑問を感じており、その理由の一つとして、「十分な説明がされていないことではないか」という調査結果(リフティキッズ情報)が紹介されました。
生徒会では、デジタル意見箱やアンケートなどを活用し、生徒の意見を集めながら校則の見直しを進めている学校もありました。
私は、この発表を聞いて改めて考えました。
中学生サミットの冒頭で教育長は、
「時代や生徒・社会のニーズは変化している。校則は、生徒・保護者・先生方・地域が十分に話し合った上で作り上げていくもの」
と話されました。
確かに、時代に合わせて校則を見直すことは大切です。
ただ、私は、その前に必要なことがあるのではないかと思います。
生徒から「変えてほしい」という声が上がるのを待つのではなく、まず学校自身が一つひとつの校則を見直し、「なぜこの校則が必要なのか」を改めて整理することです。
校則は学校教育の一環です。
まず学校が、一つひとつの校則について、
「なぜ必要なのか」
「どのような教育的目的があるのか」
「現在も合理的と言えるのか」
を整理することが出発点ではないでしょうか。
そして、その内容を生徒や保護者に丁寧に説明し、目的や必要性がきちんと伝わることが大切です。
その上で、生徒や保護者の意見にも耳を傾け、本当に必要なルールなのか、時代に合わせて見直すべき点はないのかを話し合っていく。そのようなプロセスがあってこそ、納得できる校則づくりにつながるのだと思います。
「話し合うこと」自体が目的ではありません。校則の根拠や目的を共有した上で対話を重ね、必要な見直しにつなげていくことが大切です。
生徒自身が納得し、「自ら守ろう」と思える校則をつくるためにも、まず学校が一つひとつの校則を整理し、その目的や教育的意義を分かりやすく伝え、生徒や保護者と共に考えていくことが重要ではないかと感じました。
さて、文京区立中学校10校では、一つひとつの校則について、その目的や合理性を生徒に十分説明できているでしょうか。
私は、そのことから始める必要があると感じました。
#校則 #対話 #学校教育 #文京区
この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>海津 敦子 (カイヅ アツコ)>《文京区、中学生サミットで考えた「校則のあり方」》文京区青少年委員会主催の中学生サミットでは、...