2026/6/28
令和の玲!しもだ玲です。
認知症に関するニュースを目にし、私自身が経験した「せん妄」のことを
思い出しました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/060391e1e4870457fe77412daebb63adc8be213d
認知症とせん妄の共通点
認知症とせん妄には、
・認知機能の低下
・行動や心理症状の変化
といった共通点があります。

一方で、せん妄は急激に発症し、
症状が日によって大きく変動するのに対し、
認知症はゆっくりと進行していくという違いがあります。
「せん妄」を経験
昨年、私は急性大動脈解離を発症し、
約7時間に及ぶ手術を受けました。
全身麻酔のまま約1週間が経過し、
意識が戻ったときには強いせん妄状態にありました。
・壁が波打って見える。
・そこにいるはずのない人が見える。
・病室が外国の街並みに見える。
今振り返れば幻覚だったと分かりますが、
その時の私にとっては、すべて現実でした。
そのため、看護師さんや家族の対応にも強い不満を抱き、
結果としてミトンを着用することになりました。
理学療法士の対応
そんな混乱した状態の中でも、
不思議と安心できた方がいました。
担当してくださった理学療法士の先生です。
・目を見て、落ち着いた口調で話してくださる。
・納得できるまで丁寧に説明してくださる。
・頭ごなしに否定せず、寄り添ってくださる。
その対応は今でも鮮明に覚えています。
**接し方一つで、本人の安心感は大きく変わる。**
それを私は身をもって経験しました。
※当時、ご迷惑おかけした医師や看護師の先生方をはじめ、
家族の対応が悪いということではありませんm(__)m
認知症が疑われる高齢者への対応
今年3月には、
認知症が疑われるご高齢の方を保護する機会がありました。
https://ameblo.jp/ray-shimoda/entry-12959725655.html
自身の経験があったからこそ、
「違いますよ。」
「そんなことありません。」
と否定するのではなく、ゆっくり話を伺うことを心がけました。
その結果、無事に警察へ引き継ぎ、
ご自宅まで送り届けることができました。
もちろん、現場は毎回状況が異なります。
しかし、
**「相手が見えている世界を理解しようとする姿勢」**
は、とても大切なのではないかと感じています。
福祉現場の課題を議会で提案
一昨年、鍼灸師の先生から、
患者と医療者双方の安全を守る
**包括的暴力防止プログラム(CVPPP)**
について教えていただきました。
看護分野では活用が進んでいる一方で、
福祉・介護分野では十分に普及していないというお話でした。
そこで令和7年2月の一般質問、
さらにせん妄を経験した後の
令和8年5月には保健福祉委員会でも取り上げました。

委員会では、
練馬区・北町の高齢者施設で起きた虐待事案にも触れながら、
・利用者から暴力を受けても職員が声を上げにくいこと
・現場の実態を体系的に把握する仕組みが十分ではないこと
を紹介し、実態調査の必要性を訴えました。
これに対し区からは、
・内部通報窓口の設置
・相談体制や研修の実施
・毎年の事業検証
・事業者との懇談
などを行っており、
「事業者や利用者、そして議会の声も
聞きながら施策に反映していきたい」
との答弁がありました。
制度があることと、機能していることは違う
私は行政の取組そのものを否定したいわけではありません。
しかし、本当に大切なのは、
「制度があります」ではなく、
「制度が現場で本当に機能しているのか」
を検証し続けることだと考えています。
せん妄を経験した一人の患者として。
現場で働く職員の皆さまから声を伺ってきた議員として。
そして区民の皆さまから様々なご相談を受ける立場として。
認知症やせん妄の方が安心して過ごせる環境と、
支える職員が安心して働ける環境。
その両方を守る仕組みづくりが重要です。
これからも現場の声を大切にしながら、
「制度がある」だけで終わらせず、「現場で機能しているか」を検証し、
より良い福祉・介護環境の実現に向けて議会で取り組んでまいります。
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