2026/6/20
日銀は〝利上げ原理主義〟なのか?円安を止めるのは国内投資だ!: 日銀関係者が主張する利上げを急ぐべきという意見は、実情を見誤っている。利上げの可否を分けるのはインフレの中身だ。原油高などによるコストプッシュに対して引き締めで応じても、家計の実質所得を削るだけだ。
為替の投機は足元の金利差ではなく、日銀がどこまで利上げを継続でき、経済がそれに耐えられるかという将来の政策経路を読むはず。日銀が「利上げできない」のは、コストプッシュインフレには利上げは効かず、国内の需要だけを冷やす副作用が大きいためだ。早すぎた利上げのため設備投資は下方修正され、先行きも低成長が見込まれる。ゆえに「日銀には継続的な利上げ余地が乏しい」という市場の読みは正しく、金利差が縮んでも円売りは止まりにくい。この期待が円安を増幅させている。これまでの早すぎる利上げこそが円安を長引かせたのだ。

この記事をシェアする
ホーム>政党・政治家>金子 洋一 (カネコ ヨウイチ)>日銀は〝利上げ原理主義〟なのか?円安を止めるのは国内投資だ!:日銀関係者が主張する利上げを急ぐ...