2026/6/25
富山空港(現愛称・富山きときと空港)の空港愛称の変更について、県議会6月定例会で盛んに議論がされました。
【議論のきっかけ】
・4月から富山空港の運営を新たに担っている「富山エアポート」の岡田信一郎社長が、「富山きときと空港」の愛称変更を提案。
・新たな愛称には「高山」や「すし」など、海外でも認知されやすいキーワードを取り入れる案を示した。
・新田八朗知事も「インバウンド需要を考えると検討する時期」と述べ、県として早期に協議を始める考えを示す。
【県民の議論が活発に】
富山空港の愛称に、「高山?」、「すし?」、「富山高山すし空港?」。強いインパクトがあり、マスコミ報道も加熱している感があります。
(賛成する意見としては)
・「Takayama」や「Sushi」は、世界的な認知度が高いワードであり、検索や誘客に有利。
(慎重な意見としては)
・富山県の空港であるのに、他県の都市名(高山)を付けるのはおかしい
といった議論が中心的なものかと思います。
【県議会でも議論が活発に】
県議会でも、多くの議員が質問をしました。
自らのオリジナルの空港愛称名を提案するものも多かったですが、県民に、(特に、「高山」を入れることに)慎重な声が目立つことに懸念を表明する議員もいました。
実は、県議会において、富山空港を、飛騨高山地域への観光の玄関口として発信するために、「富山・飛騨高山空港」、「富山・高山空港」としてはどうかという議論は、県議会から古くから行われており、県議会議事録を検索すると「富山・高山空港」が初めて出てくるのは2015年9月で、以降、延べ8名が「高山空港」案に触れています。
県議会や県政において、富山空港の愛称に「高山」を入れることは、降って湧いたように起こった議論ではなく、その可能性を模索しながら、水面下で検討が続けられてきたものとは言えると思います。
【個人的に、愛称変更に反対ではないが、慎重な対応も必要と考える】
一方で、県民の皆様には、唐突な話として受け止められているのも事実であり、多くの県民に納得感が出ていないのが実情です。
富山きときと空港の愛称変更の議論が、急遽、再燃し、まだ1か月余り。
スピード感は大事ですが、さりとて、県民との合意形成もないまま、7月上旬には決めてしまうというのは、やや乱暴ではないか。少し、立ち止まり、もう少し時間をかけて、合意形成を図ってもよいのではないか。というのが、私の意見です。
・何を目的に変更するのか(知名度向上、インバウンド増加、路線誘致など)
・変更による効果をどのように測るのか(利用者数、外国人利用率、認知度など)
・航空会社や旅行会社、海外市場の意見をどの程度踏まえた提案なのか
こうした、内容について、もう少し深い本質的な議論が必要ではないかと思います。
富山きときと空港という愛称は、13年にわたり使われてきました。
今回、どのような空港名となるかはわかりませんが、新たな愛称が決まれば、10年以上は使うのが普通です。
最後は、決断する必要がありますが、その過程にもう少し慎重さがあってもよいでしょう。
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