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国保税をめぐる質疑2026年6月12日雑感今日の質疑のハイライトは、ぼくにとっては、国民健...

2026/6/16

国保税をめぐる質疑
2026年6月12日雑感

今日の質疑のハイライトは、ぼくにとっては、国民健康保険税の値上げの条例案だった。今回の値上げは63.5%の世帯の値上げとなり、町が資料として予定したモデルケースは、すべて値上げとなった。昨年が66%の世帯の値上げだったが、毎年のように値上げを繰り返している。持続可能な制度設計を追求していくと、保険税が天井知らずに高くなるという悪循環に陥っている。

基金(貯金、保険税が残ったもの)は、3000万円取り崩しても1億8000万円残っている。このお金は、未来の対策ではなく、現在の保険税引き下げに使うべきだと思っている。これを使った後、本格的に一般会計から政策的な繰り入れを行うことを求める。それでどれだけの軽減が図れるかは、会計全体を把握すれば、見通しは立つと思ってる。まずは、計算してみることだ。それで、財政的にかなり無理があるならば、どういうことができるか見極めればいい。ぼく自身も、次はそういう方向に進みたいと思う。検討というのは、あらゆる角度から計算を試みることでもある。

質疑は、最長老の議員の質疑から始まった。「先に質疑するで」というアイコンタクトが来たので、「どうぞ」という態度を示した。
この質疑に対し、担当参事は、用意してきた原稿を読んで答弁した。この答弁が、ぼくにとっては有り難かった。

ぼくは参事の答弁を踏まえて、いくつか質疑しながら、問題の本質に迫ろうとした。この中で上記の表(昨日のブログでも載せたもの)に基づいて、協会けんぽと国保税の比較をして、どうしてこれだけの差が生じるか、税務課長に尋ねた。答えは返ってこなかった。400万円のモデルケースの場合、30万円以上の負担になる。制度に違いによって、誰が見ても、国保税の方が高いことは認めざるを得ない結果となった。

国民健康保険税には構造的な欠陥があるという答弁に依拠しながら、では構造的な欠陥とは何かという問題に迫っていった。協会けんぽは保険料の労使折半という仕組みがある。これは給付に対する保険料設定でもある。働いている人が相手にしている圧倒的多数の被保険者は現役世代ということになる。病院にかかっている人が少ない。

国保の方は、高齢者が多く、収入と所得が低く、自営業者が少ないという形に構造が変化している。65歳から75歳までの高齢者が国保の被保険者の中心だったりする。年金生活で収入も所得も低い上に、加齢による病気がじわじわと広がっていく。この構造の中で、国民健康保険は、労使折半がないので、どうしても被保険者に重い負担をかけるようになっている。収入も所得も低いのに保険税を被保険者から徴収するためには、1人当たりいくら(均等割)、世帯当たりいくら(平等割)という仕組みに依拠しないと、保険税は集まらない。所得に応じた負担(所得割)で50%、均等割と平等割で50%という保険税の設定の結果、本町の国保税は高いものになっている。構造的な欠陥は、均等割、平等割という仕組みにある。というところまで、問題点を明らかにして、追及することができた。

町長は、最終、国保税が高いことを認め、収入がゼロ、所得がゼロの被保険者の対策は考えなければならないと答弁した。これは踏み込んだ新しい答弁だった。

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