2026/6/8
【地域分析レポート】南風原町の子育て支援ニーズから見えること
第3期南風原町子ども・子育て支援事業計画の策定に向けたニーズ調査から、南風原町の子育て家庭を取り巻く現状を整理しました!
大きな特徴は、子育て家庭が「共働き化」「核家族化」「地域とのつながりの弱まり」「経済的負担」「子どもの居場所不足」といった課題を、同時に抱えているということです。
就学前児童のいる世帯では、核家族世帯が約9割。母親の就労率も約9割となっており、南風原町では、共働きで子育てをすることが一般的な前提になっています!
そのため、保育所、学童クラブ、一時預かり、病児保育、長期休暇中の居場所などは、単なる子育てサービスではなく、働く世代の暮らしを支える重要な生活基盤になっています。
一方で、保護者の悩みは、保育の利用だけに限られていません。
食事や栄養、発育・発達、子どもの教育、経済的負担、子どもを叱りすぎているのではないかという不安、子どもとの時間不足など、悩みは多岐にわたっています
特に注目すべきなのは、相談先と孤立の問題です!
多くの保護者は、祖父母や友人・知人など、身近な人に相談しています。一方で、町の子育て関連窓口や相談員を相談先としている割合は、まだ低い状況です。
また、就学前・小学生の保護者ともに、約4人に1人が子育ての孤独感を感じています。母子世帯ではその割合が4割を超え、相談できる人や場所がない家庭では、孤独感がさらに高くなっています。
つまり、制度や窓口があるだけでは十分ではなく、必要な家庭に情報が届き、相談につながり、継続的に支えられる仕組みが重要です。
保護者が求めている支援を見ると、「子連れで出かけられる場所」「公園」「遊び場」「学童利用料の負担軽減」「保育所や幼稚園に関する相談」「地域の子育て情報」などが高くなっています。
これは、子育て支援が保育所や学童クラブの中だけで完結するものではないことを示しています。
親子で安心して出かけられる場所。
子どもが安全に遊べる公園。
放課後や長期休暇中に過ごせる居場所。
気軽に相談できる窓口。
子育て家庭が孤立しない地域のつながり。
こうした環境を、まち全体で整えていくことが求められています。
また、学童クラブについては、低学年を中心に利用希望が高く、高学年まで利用したいという声もあります。一方で、利用料金の負担や施設環境、外遊びの環境、長期休暇中の対応などが課題として見えてきます。
高学年になると学童利用は減りますが、それは「居場所のニーズがなくなる」というよりも、高学年の子どもたちに合った放課後の過ごし方や居場所が十分に整っていない可能性もあります。
これからの子育て支援は、「保育所を増やす」「学童を増やす」という個別の施策だけではなく、保育・教育・福祉・地域づくりを一体的に考える必要があります。
子どもが安心して育つこと。
保護者が孤立せずに子育てできること。
働きながら子育てを続けられること。
経済的負担によって、子どもの体験や居場所に差が生まれないこと。
地域の中に、親子を支えるつながりがあること。
南風原町の子育て支援は、いま「量の確保」だけでなく、「質」「つながり」「情報の届きやすさ」「居場所」「経済的負担の軽減」まで含めた、総合的な子育て環境づくりが求められています。
調査結果を一つひとつ丁寧に読み取りながら、子どもと保護者が安心して暮らせるまちづくりにつなげていきたいと思います。南風原町の子育て支援は、「預ける場所」だけでなく、「相談できる場所」「遊べる場所」「つながれる場所」「安心して働ける環境」を、まち全体でどう整えるかが問われています。












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