永田 ゆづる ブログ

奈良県消防学校 基本計画案まとまる

2026/6/18

奈良県議会議員・永田ゆづる(37歳)|奈良市・山添村選出(自民党)|です。

奈良県が五條市の「南部中核拠点」に移転整備を進める県消防学校の基本計画案がまとまりました。私は防災分野に力を入れて取り組んできた県議会議員として、この計画に大きな期待を寄せています。

現在の奈良県消防学校は宇陀市にありますが、建設から半世紀以上が経過し、施設の老朽化が課題となっています。消防職員や消防団員の皆さんは、県民の命と財産を守る最前線で活動されています。その訓練環境を時代に合わせて充実させることは、防災力の向上に直結する重要な投資です。

今回の計画では、新しい消防学校の敷地面積は現在の約4倍となる4.4ヘクタールに拡大されます。屋外・屋内の訓練場に加え、救助訓練施設や実際の火災現場を想定した実践的な訓練施設も整備される予定です。近年は大規模自然災害の激甚化に加え、複雑化する救助活動への対応も求められています。より現場に近い環境で訓練できることは、消防力の向上につながると期待しています。

特に注目したいのは、この施設が消防学校としての役割だけでなく、災害時には広域応援部隊の活動拠点としても活用される点です。宿泊施設やトイレなどを備え、応援部隊の仮眠や待機場所として機能する計画となっています。

私はこれまで南海トラフ巨大地震への備えについて議会で取り上げてきました。奈良県は津波被害こそ想定されていませんが、発災時には和歌山県や三重県など沿岸部への支援が優先されるため、県内への物資輸送の遅れや広域応援の受け入れ体制が大きな課題になると考えています。その意味でも、県南部に防災拠点を整備し、平時は訓練施設として活用しながら、有事には災害対応拠点として機能させる考え方は非常に重要です。

事業費は現時点で約79億円と見込まれています。物価高騰の影響もあり、今後の事業費や整備内容については県議会としてしっかり検証していく必要があります。一方で、防災対策は「何も起きなければ成果が見えにくい」分野だからこそ、平時から着実に備えることが求められます。

災害はいつ発生するか分かりません。だからこそ、消防力の強化と防災拠点の整備を着実に進め、県民の命を守る体制づくりに取り組んでいくことが重要です。今後も県議会で計画の進捗を注視しながら、奈良県の防災力向上に向けて取り組んでまいります。

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著者

永田 ゆづる

永田 ゆづる

肩書 元NHK報道記者(社会部・奈良局)
党派・会派 無所属

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