2026/5/29
こんにちは、佐々木まことです。
実は私は、大学時代の4年間を関西の京都で過ごしました。京都は歴史と文化が息づく素晴らしいまちであり、学生時代の思い出がたくさん詰まった、私にとって大切な場所です。友人と語り合った時間、学びに向き合った日々、初めて親元を離れて生活した経験は、今の私の考え方や人との向き合い方にも大きな影響を与えてくれました。
しかし不思議なことに、田川を離れて暮らしていると、かえって地元のことが気になって仕方ありませんでした。普段は当たり前のように感じていた田川の風景、人の温かさ、地域の空気。離れて初めて、それらが自分にとってどれほど大切なものだったのかを実感するようになりました。
当時の私は、京都にいながら、実家からわざわざ「西日本新聞」を送ってもらっていました。今のようにスマートフォンで地域の情報を簡単に確認できる時代ではありません。届いた新聞を手に取り、田川の記事が載っていないか、隅から隅まで読むことが楽しみでした。
地元の出来事、地域で頑張る人たちの姿、まちの課題、懐かしい地名。京都の部屋で田川の記事を読んでいると、遠く離れているはずの故郷が、すぐ近くに感じられました。そして記事を読むたびに、「自分はやっぱり田川が好きなんだな」と感じていました。
同時に、「いつか田川のために働きたい」という思いも、少しずつ強くなっていきました。若い頃は、自分の将来のことだけで精一杯だった部分もあります。しかし、地元を離れて外から田川を見ることで、田川の良さも、課題も、以前よりはっきり見えるようになった気がします。
田川には、人と人との距離の近さがあります。困っている人がいれば声をかける温かさがあります。地域に根ざした文化や歴史があり、子どもたちに残していきたい風景があります。一方で、人口減少、若者の流出、働く場所の確保、子育て環境、福祉、地域経済の活性化など、向き合わなければならない課題もたくさんあります。
特に私は、進学や就職で一度田川を離れた若者が、将来「やっぱり田川に戻りたい」と思えるまちをつくりたいと考えています。若者が地元を離れること自体は、決して悪いことではありません。外の世界を見て、学び、経験を積むことは、その人の人生にとって大きな財産になります。
大切なのは、離れた若者が戻ってこられる選択肢を、地域として用意できているかどうかです。働く場所があること。子育てしやすい環境があること。挑戦できる土壌があること。地域の中に役割があり、「ここで暮らしたい」と思える魅力があること。その一つひとつを整えていくことが、これからの田川にとって重要だと感じています。
私自身も、一度田川を離れたからこそ、故郷の価値をより深く感じることができました。外に出た経験があるからこそ、田川に足りないものも、田川にしかない強みも見えてきたと思っています。
だからこそ、あの頃の初心を忘れずにいたいのです。京都で新聞を読みながら、「いつか田川のために働きたい」と感じていた自分。その思いは、今も私の原点です。
政治は、地域の未来をつくる仕事です。そして地域の未来は、決して大きな言葉だけで変わるものではありません。現場に足を運び、一人ひとりの声を聞き、課題を見つけ、少しずつ形にしていく。その積み重ねこそが、まちを前に進める力になると信じています。
進学で田川を離れた若者が、いつか胸を張って戻ってこられるまちへ。今田川で暮らす人たちが、「このまちで暮らしてよかった」と感じられるまちへ。そして、子どもたちが将来に希望を持てるまちへ。
これからも初心を忘れず、現場で汗をかきながら、田川の未来のために全力で取り組んでまいります。
一緒に田川の未来をつくっていきましょう。
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ササキ マコト/45歳/男
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